【トカゲ編】飼育経験者がおすすめしたい爬虫類

トカゲ・ヤモリ

今、日本にはたくさんの種類の爬虫類が流通しています。しかし、爬虫類はペットの中でもまだマイナーのため情報が多く出回っているわけではありません。

そのような状況から、「爬虫類の飼育は難しそう」「種類が多すぎてどんな種類を飼育すれば良いか分からない」といったお悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。

そこで、今回は私が実際に飼育している、あるいは飼育したことがある爬虫類の中からトカゲに絞りおすすめをご紹介したいと思います。

「なぜおすすめなのか?」「実際の飼い方は?」なども全て体験に基づいて解説していくので、是非最後まで読んでみてくださいね!

絶対におすすめしたいトカゲ3選

ここから、実際の飼育経験に基づき爬虫類の飼育を検討されている方に絶対におすすめしたいトカゲ達をご紹介していきます。

フトアゴヒゲトカゲ

爬虫類の中でも圧倒的な人気を誇るため、飼育に関する情報もとても多いように思います。

とても人に慣れやすく、飼育下でも様々な愛らしい仕草を見せてくれます。ハンドリングを嫌がる子も少ないため、まさに入門種ということができ、爬虫類の飼育の基本を身に着けるという点ではフトアゴヒゲトカゲほど最適な種はいないように感じます。

おすすめの理由

  • 飼育者が多いので飼育に関する情報が見つかりやすい
  • 性格がおとなしく、とても人に慣れやすい
  • エサ食いが良い個体が多く、拒食の心配が少ない
  • 大人になっても50cm前後と大きくなりすぎない
  • 完全昆虫食ではない
  • 湿度の管理がほとんど必要ない

実際の飼育方法

上記で挙げたように、フトアゴヒゲトカゲはとにかくおすすめポイントが多いです。フトアゴヒゲトカゲを飼育することで、温度管理やエサの与え方など、爬虫類の飼育の基礎が身につきます。

具体的な飼育方法は以下にまとめていますので、フトアゴヒゲトカゲを飼育してみようかな、と考えている方は是非読んでみてくださいね!


▼飼育方法解説記事▼

フトアゴヒゲトカゲの飼育方法|実際の飼育環境をもとに徹底解説

▼レイアウトの作り方解説記事▼

フトアゴヒゲトカゲのケージレイアウト|制作工程や必要なものをご紹介


リッジテールモニター

ドワーフモニターというくくりの中の一種で、最大の特徴はモニター(オオトカゲ)なのに小型ということです。一般的なモニターと比較すると半分くらいのサイズで、60cmほどまでしか大きくなりません。

やや臆病で、たまに攻撃してくる個体もいるリッジテールモニターですが、飼育の基本がしっかり押さえられていればとても飼育しやすく、ゆっくりと人に慣らすこともできます。

おすすめの理由

  • モニターの見た目はそのままに、サイズだけ小さい
  • ケージを開けたらエサを欲しがる仕草をするくらいまで慣れる
  • エサ食いがとても良い

注意したい点

  • 流通量があまり多くない
  • 値段が高い(100,000円前後)
  • 臆病な性格で、慣れるまで少し時間がかかる
  • 噛みつく子もいるためハンドリングに向いていない

実際の飼育方法

モニターの見た目がそのままでサイズが小型なことが何よりの魅力のリッジテールモニターですが、上記であげたように飼育するにあたってはやや注意すべき点もあります。

しかし、基本的な飼育方法(温度管理や飼育環境など)はフトアゴヒゲトカゲと同じような方法で飼育することができます。丈夫でエサ食いもよく、とても飼育しやすい種であると思います。


▼飼育方法解説記事▼

リッジテールモニターの飼育方法|実際の飼育環境をもとに徹底解説

▼レイアウトの作り方解説記事▼

リッジテールモニターのケージレイアウト|制作工程や必要なものをご紹介


インドシナウォータードラゴン

緑の体色にうっすらと水色の筋が入る美しいトカゲです。

樹上棲のため、性格はやや臆病です、ゆっくりと時間をかけていくことでちゃんと人慣れさせることも可能ですが、ハンドリングに慣れさせることはかなりの時間が必要かもしれません。

全長90cmほどになる中型のトカゲですので大きなケージが必要で、飼育環境としては高さを出すことがコツとなります。

おすすめの理由

  • 体色が美しく見た目がかっこいい!
  • 樹上棲トカゲの中でも飼育しやすく、飼育の基本が身に付きやすい
  • 流通量が多く安価で入手が可能(ベビーで数千円程度)

注意したい点

  • やや神経質で、慣れるまで時間がかかる子が多い
  • 広い飼育スペースが必要。狭いと暴れて鼻先を潰してしまうことが多い

実際の飼育方法

フトアゴヒゲトカゲなどと違い、インドシナウォータードラゴンは樹上棲と性質を持っており、飼育においては特に高さのある環境を作ることが必要となります。

また、樹上棲トカゲ全般に言えることで、神経質な子が多く慣れるまで時間がかかる、暴れる、ストレス耐性にそこまで強くないなど注意すべき点がいくつかあげられます。

インドシナウォータードラゴンはその中でも比較的飼育がしやすく、樹上棲トカゲの入門種として適していると私は思います。正しい飼育環境で飼育ができればとても美しい個体になる種ですので是非飼育してみてくださいね。


▼飼育方法解説記事▼

インドシナウォータドラゴンの飼育方法|実際の飼育環境をもとに徹底解説

▼レイアウトの作り方解説記事▼

インドシナウォータードラゴンのケージレイアウト|制作工程や必要なものをご紹介


最後に:トカゲと素敵な生活を送っていただくために

最後までお読みいただきありがとうございます。ここまで、おすすめの爬虫類(トカゲ)を飼育者の観点で理由とともにご紹介してきました。

インターネットで調べたり、店頭でたまたま見つけたトカゲを「かわいい」「かっこいい」という理由だけで衝動的にお迎えするのではなく、事前に飼育方法や気を付けるべき点をしっかりと頭に入れた状態でお迎えするようにしましょう。

これから新しくトカゲをお迎えしようとしている方の参考に少しでもなれば幸いです。