レプタイルボックスの特徴を解説|機能や使い勝手を徹底レビュー

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レプタイルボックスは、レオパードゲッコーやヘビの飼育など、スペースをそこまで必要としない生体の飼育に最適なアクリル製のケージです。

爬虫類好きの間では「レプボ」という愛称で呼ばれており、その抜群の扱いやすさから多くの方に支持されている三晃商会の製品です。 ここではそんな大人気のレプタイルボックスの特徴や使い勝手を徹底レビューします!

「名前はよく聞くけど実際どうなの?」
「なんでそんな人気なの?」

といった内容にお答えできるようご紹介していきますので、購入をご検討されている方は是非ご覧ください!

レプタイルボックスのサイズ展開

レプタイルボックスは、「レプタイルボックス」と「レプタイルボックス ワイド」の2種類のサイズ展開がされています。

レプタイルボックス レプタイルボックスワイド
横幅 20.0cm 40.0cm
奥行 30.0cm 30.0cm
高さ 15.5cm 15.5cm

とてもコンパクトな設計で、きれいに重ねられるようになっているため狭いスペースにいくつも置くことができます。様々なモルフ(品種)のレオパードゲッコーなどを1か所に並べたりするととてもかっこいいです!

レプタイルボックス(ワイド)の特徴

ここではレプタイルボックスに実際にどのような特徴があるのかをご紹介します。レプタイルボックスとレプタイルボックスワイドはサイズが違うだけで、特徴は同じです。

基本操作

レプタイルボックスの蓋の開け閉めは上面で行います。蓋には細かい空気穴がたくさん開いており、側面にも空気穴が設けられています。重ねても問題なく生体が飼育できるのもこの穴のおかげです。

上面の蓋はスライド式になっていて、そのまま引き抜くこともできます。蓋を取り外してしまってから水道などで丸洗いできるためとても便利です!

機能

とにかくシンプルに作られているレプタイルボックスですが、最低限の機能と便利な機能を両方併せ持っています!

①マグネット式の蓋

マグネット式の蓋
スライド式の蓋は、先端に取り付けられているマグネットによりしっかりと閉まる仕様になっています。レプタイルボックスで飼育できるサイズのヘビの力では開けられないようになっていますが、隙間に頭などが入れられてしまうとそこから脱走されてしまう危険もあるので、開けた際は必ずマグネットがカチッと鳴るまで確実に閉めてください

②平置きではなく脚付き

底面の裏側に脚がついている
地面にベタっと着いてしまうわけではなく、裏面にはしっかり脚が設けられています。これにより、冬場に活躍するパネルヒーターを下に設置することができます。また、重ねた時にはこの脚が上面の蓋に引っかかるように設計されており、滑らずに安定した状態で重ねることが可能になっています。爬虫類の飼育において重ねられるケージというものはほとんどありませんので、とても重宝する機能です!

レプタイルボックス(ワイド)に適している爬虫類・両生類

レプタイルボックスは高さが15.5cmしかありません。そのため、ケージ内にバスキングランプを設置することや、高さのあるレイアウトを実現することはできず、多くの爬虫類に適している汎用的なケージとは言い難いでしょう。

しかし、適している生体の飼育においては抜群の使い勝手を誇るので、以下で紹介する生体を飼育する場合は是非使いたいケージです。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)

ヒョウモントカゲモドキをレプタイルボックスで飼育されている方はとても多いですし、ショップでも使われているケースが多いです。

ヒョウモントカゲモドキは、ヤモリの1種ではありますが壁に張り付いて登ることができないため、高さを必要としません。また、動きもとてもゆっくりとしており、体も大きくならないのでレプタイルボックスでの飼育に最適な生体であると言えます。

ただし、シェルターや水入れを入れるスペースは必要となりますので、体の大きさが15cmまでの間はレプタイルボックス、15cmを超えたらレプタイルボックスワイドに切り替えるという使用方法が望ましいです。 ヒョウモントカゲモドキの飼育方法はこちらで詳しく解説しているので気になる方は是非ご覧ください!

小型のヘビ

ヘビに関しては体のサイズ次第になりますが、ヒョウモントカゲモドキ同様、基本的にヘビの飼育に高さは必要ありませんので、小型のヘビについてもレプタイルボックスを使用したいところです。

ただし、エメラルドツリーボアやグリーンパイソンなど、常に木の上に巻き付いて生活をするヘビも一部存在するため、そのような樹上棲のヘビは体が小さいベビーであってもあまり適していません。

ヘビは、広すぎるケージで飼育しないほうが良いとも言われているため、たとえ大型になるヘビであっても、体が小さい間はレプタイルボックス(ワイド)で飼育をした方が良いでしょう。

レプタイルボックス、レプタイルボックスワイドをそれぞれヘビの飼育用にレイアウトした記事もありますので、是非参考にしてみてください。

シシバナヘビのケージレイアウト|制作工程や必要なものをご紹介
ここではシシバナヘビのレイアウトを写真付きでご紹介します。作り方や必要なもの、かかる費用などを詳しく解説していきます。
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ここではメキシカンキングブラックスネークのレイアウトを写真付きでご紹介します。作り方や必要なもの、かかる費用などを詳しく解説していきます。

イモリ類

小型のものであれば両生類の飼育も可能です。具体的にはアカハライモリやシリケンイモリ、マダライモリなど、大人でも20cmを超えないサイズのイモリ類に適しています。タイガーサラマンダーは30cmを超えてくるので、レプタイルボックスワイドでも狭くて飼育できません。

ガラスケージと違いとても軽いので、ケージをリセットするときや清掃するときにもとても扱いやすいです。また、プラスチック製のケージよりも透明度が高いので、LEDライトなどの光を少し照射してあげるとレイアウトがとても映えるのでおすすめです!

レプタイルボックス(ワイド)のまとめ

ここまでレプタイルボックスの特徴や適している生体をご紹介してきました。最後ににメリットとデメリットに分けてレプタイルボックス(ワイド)についてのまとめをします。

■メリット

  • ガラスケージよりはるかに軽く、プラスチックケージより透明度が高い
  • 同サイズのガラスケージの半分ほどの値段
  • 安定した状態で積み重ねられるため省スペース

■デメリット

  • 多くの生体に使える汎用的なケージではない
  • コードを通す穴がないので電気を必要とする器具はケージ内に入れられない

総合評価としては、「レプタイルボックスで飼育が可能な生体については絶対に使用したい」ケージです。 私が使用していてデメリットに感じることはほとんどなく、高さがない分汎用的ではないなと思う程度です。そのため、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)や小型のヘビなど、上記でご紹介した生体を飼育するにはこれ以上ないほどに扱いやすいケージです。

小型の爬虫類や両生類の飼育を考えていらっしゃる方は、是非レプタイルボックスの購入を検討してみてくださいね。