今、日本にはたくさんの種類の爬虫類が流通しています。しかし、爬虫類はペットの中でもまだマイナーのため情報が多く出回っているわけではありません。
そのような状況から、「爬虫類の飼育は難しそう」「種類が多すぎてどんな種類を飼育すれば良いか分からない」といったお悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。
そこで、今回は私が実際に飼育している、あるいは飼育したことがある爬虫類の中からヘビに絞りおすすめをご紹介したいと思います。
「なぜおすすめなのか?」「実際の飼い方は?」なども全て体験に基づいて解説していくので、是非最後まで読んでみてくださいね!
絶対におすすめしたいヘビ2選
ここから、実際の飼育経験に基づき爬虫類の飼育を検討されている方に絶対におすすめしたいヘビ達をご紹介していきます。
メキシカンブラックキングスネーク
全身が真っ黒に覆われた見た目が特徴のメキシカンブラックキングスネークです。
とにかくエサに貪欲で、ヘビの飼育につきものの「拒食」に陥る心配が少ないため非常に飼育がしやすい種です。加えて、体も大きくなりすぎず、ケージ横幅60cmもあれば生涯飼育ができます。積極的に攻撃してくる子もそこまで多くはないのでハンドリングも可能です。
おすすめの理由
- 黒一色の見た目がとにかくカッコいい
- エサに貪欲でとてもよく食べ、拒食に陥るケースが少ない
- 最大で100cm前後と比較的小型の部類に入る
注意したい点
- エサと間違えて噛みつかれることがある
実際の飼育方法
メキシカンブラックキングスネークは本当に飼育がしやすいのでとてもオススメしたいヘビです。唯一、飼育において注意したい点は「エサと間違われて噛みつかれる恐れがある」ということです。
空腹時、あるいはエサをあげた直後などのハンドリングは絶対に避けるようにしなければなりません。飼育していると、水替えをするためにケージを開けただけで手を追いかけてくるような仕草もしますので、メキシカンブラックキングスネークをお世話するときやハンドリングするときは注意して行うようにしましょう。
▼飼育方法解説記事▼
https://rep-life.net/snake/mexican-black-king-snake/
▼レイアウトの作り方解説記事▼
https://rep-life.net/snake/layout-king-snake/
シシバナヘビ
シシバナヘビは、つんっと反り返った鼻先とぷくりと膨らんだ頬が特徴のヘビです。
弱い毒を持っているのであまりハンドリングはおすすめできない種ではありますが、ヘビらしからぬ愛くるしい見た目はシシバナヘビ特有です。こちらも大型にならないので飼育がしやすく、とてもおすすめしたいヘビの1種です。
おすすめの理由
- シシバナヘビ特有の姿がとても可愛い
- 温度変化に比較的強い
- 大型にならないためスペースを必要としない
注意したい点
- 強くはないが唾液に毒を持っている
実際の飼育方法
愛らしい姿から絶大な人気を誇るシシバナヘビですが、飼育もとてもしやすいです。もちろん限度はありますが温度変化にも比較的強い印象があります。
潜る習性があるので、床材などを敷いて飼育する場合はなかなか姿を見ることができないかもしれませんが、人に慣れてくると頻繁に出てきて動き回っている姿を見ることもできます。
ただし、弱いとはいえ毒を持っているヘビですので、エサをあげたりハンドリングをしたりするときは細心の注意が必要です。
基本的に性格はどちらかというと臆病な気質で、積極的に噛みついてくることは少ないですが、エサと間違われる可能性もありますし、絶対に噛みつかないという保証はないので「毒蛇である」という意識は常に持っておくようにしましょう。
▼飼育方法解説記事▼
https://rep-life.net/snake/hognose-snake/
▼レイアウトの作り方解説記事▼
https://rep-life.net/snake/layout-hoge-nose/
最後に:ヘビと素敵な生活を送っていただくために
最後までお読みいただきありがとうございます。ここまで、おすすめの爬虫類の中からヘビに焦点をあて、飼育者の観点で理由とともにご紹介してきました。
インターネットで調べたり、店頭でたまたま見つけたヘビを「かわいい」「かっこいい」という理由や興味だけで衝動的にお迎えするのではなく、事前に飼育方法や気を付けるべき点をしっかりと頭に入れた状態でお迎えするようにしましょう。
これから新しくヘビをペットとしてお迎えしようとしている方の参考になれば幸いです。