GEX製タイマーサーモの特徴を解説|機能や使い方を徹底レビュー

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タイマーサーモは、「温度」と「時間」の2つの設定により保温器具・照明器具の電源を自動で入れたり切ったりすることができるとても便利な製品です。

仕事の関係上どうしても不規則になる、旅行などでしばらく家を空ける、などの時に抜群の効果を発揮します。

取り扱いも比較的簡単ですが、このページではタイマーサーモの機能や具体的な使い方を解説します。実際に使ってみて、設定の方法なども写真付きでご紹介していきますので、購入を検討されている方は是非ご覧ください!

基本機能

タイマーサーモの全体画像

タイマーサーモの主な機能は以下の4つです。

①時間設定により接続器具の電源を入れる機能
②時間設定により接続器具の電源を切る機能
③日中の温度を設定する機能
④夜間の温度を設定する機能
この4つの機能により爬虫類や両生類の昼と夜を再現します。

その他にも、接続器具をすべて消灯させる機能や、すべて点灯させる機能温度の降下に警報を出す機能など非常に多くの機能を持っています。

接続する器具について数の制限はなく、1台のタイマーサーモに接続されている総ワット数に制限があり、300Wまでとなっています。そのため、使い方によってはタイマーサーモ1台で複数の飼育ケージの管理をすることができます。

設定方法

メインとなる設定は「現在時刻の設定」「タイマーの設定」「サーモも設定」の3つです。それぞれ設定方法を写真付きで解説していきましょう。

現在時刻の設定

タイマーサーモの電源をコンセントに差したらまずやることは現在時刻の設定です。これをやっておかないと、タイマーの設定をしたときに思った通りの時間に作動しませんので、絶対に最初に設定をしましょう!

電源を入れた写真

①まずは電源プラグをコンセントに差す

4つの配線があるうちの一番左から伸びている線をコンセントに差すことで電源が入ります。一番最初に表示される画面はセンサーが感知している「現在の温度」を表しており、普段は常にこの画面です。

時間設定画面

②現在時刻の設定画面に行く

真ん中にある「設定」というボタンを長押しします。すると、画面全体が点滅をはじめ、時刻が表示されます。(デフォルトでは何時になっているかはわかりませんので、人によって時刻は違うかもしれません)

時間の設定

③時刻(時)の設定をする

点滅をしている状態で真ん中の「設定」というボタンを1度押します。すると時刻の左側(時)が点滅を始めるので、この状態になったら設定ボタンの右側にある「UP」「DOWN」ボタンで時間を合わせます。

分の設定画面

④時刻(分)の設定をする

③で時間を合わせ、「設定」ボタンを1度押し確定させます。すると今度は時刻の右側(分)が点滅を始めるので、上の手順と同じように「UP」「DOWN」ボタンで分を合わせ、最後に「設定」ボタンを1度押して現在時刻の設定は完了です。

設定の動作が遅く、時間を合わせるときに「UP」「DOWN」ボタンを素早く押しても判定がされません。1度ボタンを押して、数字が変わったのを確認したらもう1度押して数字を変えていく、というようにゆっくり合わせていきましょう。

タイマーの設定

現在時刻の設定が終わったら次はタイマーの時間を設定していきましょう。照明器具の電源を入れる時間、切る時間をそれぞれ設定していきます。

入タイマーの設定

タイマー設定画面

入タイマーの設定画面に行く

真ん中にある「設定」ボタンを長押しすると、現在時刻の設定画面に変わりますので、その状態で「UP」ボタンを1回押します。すると電源を入れるタイマーの設定画面に変わり、全体が点滅している状態になります。

タイマーの時刻設定画面

②入タイマーの時刻(時)の設定をする

①の状態で「設定」ボタンを1度押すと、時間の左側(時)が点滅をし始めるので、「UP」「DOWN」ボタンを押して入タイマーの時間を合わせます。時間を合わせたら「設定」を1度押して確定させます。

分の設定画面

③入タイマーの時刻(分)の設定をする

②の手順で時間を確定させると、右側(分)が点滅をし始めるので同じように「UP」「DOWN」ボタンで分を合わせていきます。合わせたら「設定」ボタンを押して確定させます。3秒ほど経過するとTOP画面に勝手に戻ります。

切タイマーの設定

切タイマーの設定画面

①切タイマーの設定画面に行く

TOPページの状態で「設定」ボタンを長押しし、現在時刻が点滅し始めたら「UP」ボタンを2回押します。すると電源を切るタイマーの設定画面に変わり、全体が点滅している状態になります。

あとは上記の②、③と同じ手順で設定をし、切タイマーの設定は完了です。

設定の動作が遅く、時間を合わせるときに「UP」「DOWN」ボタンを素早く押しても判定がされません。1度ボタンを押して、数字が変わったのを確認したらもう1度押して数字を変えていく、というようにゆっくり合わせていきましょう。

サーモの設定

入タイマーと切タイマーの設定が両方終わったら次はサーモ(温度)の設定に移ります。後述しますが、タイマー機能しか使わない場合は設定する必要はありません。

設定する場合は、日中の温度と夜間の温度の2つの温度設定を行います。

日中の温度設定

サーモの設定画面

①日中サーモ(温度)の設定画面に行く

TOP画面の状態で「設定」ボタンを長押しし、現在時刻が点滅している状態になったらそこから「UP」ボタンを3回押します。すると温度の設定画面に移りますが、ここは日中の温度(高い温度)を設定する画面です。

高い温度を設定する

②日中の温度を設定する

設定画面に行き画面全体が点滅している状態になったら「設定」を1回押します。数字が点滅を始めたら、「UP」「DOWN」ボタンで温度を設定し、「設定」ボタンを一度押して確定させます。日中の温度なので28℃~30℃前後が良いでしょう。

夜間の温度設定

夜間温度の設定画面

①夜間サーモ(温度)の設定画面に行く

画面がTOPに戻ったら「設定」ボタンを長押しし、点滅が始まったら「UP」ボタンを4回押します。夜間の温度設定の画面に遷移したら上記の②と同じ手順で温度を設定し、完了です。夜間の温度なので25℃前後が良いでしょう。

繰り返しになりますが、設定の動作が遅く、温度を合わせるときに「UP」「DOWN」ボタンを素早く押しても判定がされません。1度ボタンを押して、数字が変わったのを確認したらもう1度押して数字を変えていく、というようにゆっくり合わせていきましょう。

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使用例

温度と時間の設定が終わったところで、実際にケージに設置をしましょう。いくつか使い方があるので、ここでは2つのパターンに分けて使用方法をご紹介します。

タイマー機能のみを使う

サーモ(温度)の機能を使わず、タイマーの機能だけを使う使い方です。設定した時間に接続した器具が点灯、消灯する使い方で、確実に昼と夜を作り出します。エアコンなどで温度を管理しており温度の心配はないことを前提として、以下のような場合にこの使い方が有効です。

  • 夜間仕事をしていて照明器具を切ることができない
  • 生活が不規則で照明器具を切れる時と切れない時がある
  • 数日旅行などで家を空けるため照明器具を切ることができない

■接続方法

タイマー機能のみの接続画像

写真のように、タイマーのところから伸びている線にたこ足配線をつなぎ、その先にバスキングランプ、紫外線ランプを接続します。サーモの線には何もつなぎません。

バスキングランプ100W、紫外線ランプ26Wだとした場合、合計126Wとなりますので、この使用方法であれば同じような環境のケージを2つ管理することができます。(2つのケージで合計254W)

タイマーとサーモ両方の機能を使う

この使い方が恐らく一般的であると思われます。タイマーとサーモにより自動でできるだけ快適な環境に整える使い方です。

  • エアコンで全体の温度管理をしていない
  • ケージ内温度が一定に保てているか不安
  • 急な温度変化に対応したい
  • 照明器具の点灯消灯があまりに不規則になってしまう

上記のような場合にこの使い方がとても便利です。

■接続方法

タイマー、サーモ両方の接続

タイマーから伸びている線に紫外線ランプ、サーモから伸びている線にバスキングランプなどの保温器具をそれぞれ接続します。一番右側のセンサーはケージ内に吸盤で貼り付けます。

この使い方においても、総ワット数300W以下であれば大丈夫なので、サーモのところにたこ足を付けて複数の保温器具をつなぐこともできますし、2つのケージを管理することもできます。

タイマーサーモのまとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。ここまでGEX製のタイマーサーモの機能や設定方法、具体的な使い方を解説してきました。

とても便利なタイマーサーモですが、これをつないでおくことに安心しきってしまい、温度を見る癖がなくなってしまうなどの危険もあります。爬虫類や両生類の飼育において観察は何よりも大事なため、できるだけ手動で管理をする方が望ましいとも言えます。

しかしながら、数日家を空けるということもあると思うので、そういった際には他には代えがたいほどの便利な製品です。家を空ける可能性が少しでもある方は、是非とも一つは持っておきたいところです!

しっかりとした温度管理をし、昼夜の生活リズムを整え、爬虫類・両生類にとって過ごしやすい環境を整えてあげてくださいね。